怖い話(踏みつけられた話)

 ある県で武道関係の仕事に携わっていました。その県で過去2回、地区大会を開催した時のことです。(2回の間は5年、離れています。)開催会場の武道館は、開催者側の宿泊施設があるのですが、一人だけ師範室で宿泊することになっています。年長者の私は、2回ともその部屋に泊まったのですが、2回ともひどい経験をしました。寝ている時に、強烈に身体を踏みつけられるのです。目を開けても、誰もいるわけではありません。後で考えてみると、その武道館は、昔の古戦場の跡に建てられているので、その戦場で死んだ兵士の霊だったのかなと思います。

 職場でその話をしたところ、同僚のある人がこう言いました。「私の子どもも、その武道館で武道を習っているけど、帰ってきた後、『死んだ人に会ったよ』と言っていましたよ。」