やっと読了『アンナ・カレーニナ』(トルストイ)

 トルストイの最高傑作と称される『アンナ・カレーニナ』を、本日(令和3年1月3日)の未明、読了しました。新潮文庫で上・中・下3巻の本です。中巻ではやや間延びした感じがしましたが、下巻はまさに圧巻で、情熱的な恋愛が憎悪に変貌していく様子が描かれていました。また、19世紀のロシアにおける、都会と田舎の様々な人たちの生活が描かれていて、興味深く読むことができました。

 ところで、「解説」によると、82歳まで生きたトルストイの生涯は、決して幸福とは言えないものだったのですね。特に夫婦間の不和から、死の直前に家出をしているなんて、驚きです。

 なお、この本は、大学に入ったばかりの頃に買ったのですが、約40年経って、やっと読みました。処分しなくてよかったと思っています。