2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
『江戸の家計簿』に、遠山の金さんのことが書かれていました。(以下、適当にまとめておきます。) ①江戸っ子に人気だった遠山景元は、桜吹雪の入れ墨で知られるが、これは後世の創作による。 ②庶民の生活に親しんでいたことは事実で、若い頃は家を飛び出し…
『カサンドラ症候群』に、ある男女(ハリーとクララ)に起きた出来事が書かれていました。(以下、適当にまとめておきます。) ①心理学者のハリー・ハーロウが、ウイスコンシン大学に新任の教員として着任したとき、魅力的で優秀なクララは、その大学の院生…
『カサンドラ症候群』には、いろんな例が書かれていましたが、40代の主婦Rさんの例が、最も印象に残りました。(以下、適当にまとめておきます。) ①Rさんの夫は、短気で怒りっぽいところがあり、Rさんは逆らわないようにしてきた。 ②会社での責任が重くなり…
昨日は、元親方の離婚が話題になっていましたが、『カサンドラ症候群』に、ショッキングなことが書かれていました。(以下、抜粋) 少し前までは、オスというのは浮気性の動物で、できるだけ多くのメスとセックスしようとし、そうすることが自分の遺伝子を残…
サブタイトルが「身近な人がアスペルガーだったら」だったので、漠然と、職場にいる「大人の発達障害」社員のことが書かれているのかな~と思って読み始めたのですが、「身近な人」というのは自分の配偶者のことだったのですね。 「カサンドラ」とは、ギリシ…
『江戸の家計簿』には、「特別インタビュー」というコーナーがあり、発酵学者である小泉武夫氏の話が載っていました。 小泉氏によると、日本は非常に発酵の食文化が色濃いところで、酒は縄文時代からあったとのこと。その他、いろいろな食品について触れてい…
『武士の家計簿』を書いた磯田道史氏による、『江戸の家計簿』という著書もあるのを見つけ、さっそく借りてみました。『武士の家計簿』のようなドラマチックな内容ではありませんが、楽しんで読めました。 その中で、三井財閥の祖である三井高利という人には…
『続ほっとする禅語70』では、「花謝樹無影(はなしゃしてきにかげなし)」という言葉の説明の例が、私を励ましてくれるように感じました。この言葉は、「冬のあいだ花をつけない裸の木は、死んでしまったのではなく、次の春に向けて花を咲かせるエネルギー…
最近、3日に1回ぐらいの頻度で、「ウイルスに感染しているので~」といったような表示が出ていたのですが、怪しいと思って、その表示が出た時は、強制終了か再起動で対処していました。本日の読売新聞の「くらし 家庭」という欄に、「ネットに偽のウイルス警…
本日の朝日新聞「平成とは」のコーナーには、沖縄のことが書かれていましたが、鳩山由紀夫元首相の言葉が印象的でした。(以下、抜粋) 私が辺野古やむなしと考える前提となった「基地の65カイリ以内に訓練場が必要」という米軍のマニュアルは存在しないこと…
本日の朝日新聞で、最も印象に残った記事は、別刷り(be on Saturday)にある中本忠子(ちかこ)さん(84歳)のことを紹介した記事。なんと36年間も、子どもたちに食事を作ってあげているとのこと。今でこそ、「食べて語ろう会」というNPO法人になり、ボラン…
黒人やアジア人に対する差別など、気が滅入る話が多かった『移民国家アメリカの歴史』ですが、後半になって、やや希望の光が見えてきたように感じました。(以下、印象に残ったことを適当にまとめておきます。) ①太平洋戦争が始まると、日系アメリカ人は戦…
1882年、排華法という法律によって、中国人移民労働者が全面禁止になり、すでにアメリカに在住している中国人には、身分証明書の所持が義務付けられたとのこと。さらに、同じ年に一般移民法も制定され、「白痴、精神異常者、犯罪者、および公共の負担となる…
古本を売りに行ったのですが、名作『晏子』(新品同様)が一冊5円、司馬遼太郎の作品が0円なんて、私の中ではありえません。これぐらいなら、市立図書館や、学校の図書館に寄付した方がいいと思いました。本の価値を知らない人が古本を扱っているって、悲…
南北戦争期のニューヨークでは、黒人奴隷を解放するために戦争に行かされることを嫌い、徴兵反対暴動が起きたとのこと。暴動を起こしたのは、北部で社会の最下層に位置づけられていたアイルランド系らの白人労働者たちで、彼らは黒人だけでなく、中国人にも…
国境なき医師団から、買い物袋が送られてきました。他に、クリスマスカードと年賀状用のハガキ・ボールペンもいただきました。現在収入ゼロの私は、あまり協力できませんが、ほんの少し、寄付をさせていただきました。あと、買い物袋はマイバッグとして持ち…
イマイチ意味を覚えにくかった「和光同塵」という四字熟語ですが、『ほっとする禅語70』に、わかりやすい例が書かれていました。(以下、抜粋) クリスマスイブ。少年が、ボロを着たホームレスのおじいさんに親切にしたら、次の日夢が叶っていた・・・・・・。その…
自由の女神像は、世界中から新天地を求め海を渡ってくる移民や難民、亡命者を遍く受け入れる、移民国家アメリカのシンボルとのことですが、最初はそうではなかったということが、『移民国家アメリカの歴史』に書かれています。(以下、適当にまとめておきま…
『ほっとする禅語70』という本、右側のページに一つの禅語の説明が書かれていて、左側のページには、その禅語が、味のある字体で墨書されているだけという、読みやすいはずの本なのですが、一つ一つの言葉で考え込んでしまい、結構時間をかけて読んでいます…
今まで読んできた百閒先生の作品には、貧困話が多かったのですが、ちくま文庫の『内田百閒集成9 ノラや』は猫話ばかりで、食事でも寿司を頻繁にとったりして、貧困から脱出した様子がうかがわれます。脱出できた理由については、『身辺と秋筍』という作品の…
ノラがいなくなってしまった後の百閒先生の家に、別の猫が住み着くようになり、百閒先生はその猫にクルツという名前を付けます。(以下、抜粋) 猫の一番可愛い所は耳である。こっちを向いてぴんと立てていても、向うを向いて三角の後ろを見せていても、尤も…
『ノラや』の中に、百閒先生の飼い猫(元々は野良猫)ノラの、さかりの時の様子が書かれています。(以下、抜粋) 初めてのさかりがついた時は、その出這入りが頻繁で、猫のサアヴィスに起ったり坐ったりしなければならなかった。 そんな時でもノラは仲好し…
タイトルから内容が類推できてしまう小説は、あまり読む気がせず、『ノラや』も百閒先生の作品集を読む「ついで」として読んだのですが、印象的な作品でした。愛猫であるノラの失踪後の、百閒先生の悲しみが切々と書かれていて、猫を飼ってもいない私にまで…
昨日の朝日新聞の書評欄で、『考えるとはどういうことか』という本が紹介されていました。書評を書いたのは立正大学教授の野矢茂樹先生です。(以下、抜粋) 私たちの多くは、自由に考えてはいないし、自由に喋ってもいない。そしてもしかしたらそのことを自…
本日の朝日新聞の「政治季評」というコーナーで、早稲田大学教授の豊永郁子氏が、「ホッブズとカントのメッセージ」というタイトルの文章を載せていらっしゃいました。特に、カントに関する部分が興味深かったので、抜粋しておきます。(以下、抜粋) カント…
貨幣の起源は交換ではないという説を、人類学者のデイヴィッド・グレーバーとエコノミストのフェリックス・マーティンが唱えていると、『現代経済学』に書かれています。(以下、抜粋) 彼らの説によれば、貨幣は交換から発生したのではなく、むしろ貸借の記…
近所の川の河川敷に行ったところ、見渡す限りのススキでした。何かに利用できないものかと、セコいことを考えてしまいましたが、おそらく無理でしょうね(´;ω;`)
『戦乱と民衆』に記録されている座談会で、『京都ぎらい』の著者である井上章一氏が、興味深いことを述べています。ワルシャワやドレスデンは、戦争の後、市民が街を復元したのに、戦争の被害から免れた京都を、京都人が破壊したとのこと。(以下、抜粋) 京…
東京に行っている友達が、本日の朝に撮影した写真を送ってくれました。いい写真だと思い、本人の了解も得たので、掲載します。
『現代経済学』の第5章「実験アプローチが教えてくれること」では、経済学で行われている種々の実験についての説明が書かれています。それらの中で、もっともハードな証拠を提供するとされているのが、「ランダム化比較試験(RCT)」と呼ばれる実験ですが、…