『イスラーム主義』(岩波新書)を半分ほど読んで

 いろいろ知らないことばかりで、読み進めるのに苦労していますが、特に大事だと思った部分を抜粋しておきます。(以下、抜粋)

 ジハードとは、聖戦、義戦などと訳されることが多いが、「神の道のためにおいて奮闘する」ことであり、イスラームにおける義務の一つである。神の意思を理解する努力、それに応える努力の義務のことである。そのためには、神が創造したこの世界において慈善活動に勤しむことや、クルーアンを繰り返し精読し内面の信仰を深めたりするなど、様々な努力のかたちがある。そして、実際に大多数のムスリムは、こうした実践を通して良き/善きムスリムとして生きようとする。その意味において、ジハードは本来的に「過激」ではない。