『戦乱と民衆』に記録されている座談会で、『京都ぎらい』の著者である
井上章一氏が、興味深いことを述べています。
ワルシャワや
ドレスデンは、戦争の後、市民が街を復元したのに、戦争の被害から免れた京都を、京都人が破壊したとのこと。(以下、抜粋)
京都人は、どうして京都を破壊してしまったのか。それは二階建ての町家では、固定資産税の払いがつらい、
相続税の払いもつらい。背の高いビルを建てればテナント料を取れる。このせこい近代的な欲望が、京都の町を解体していったわけです。(抜粋、終わり)
確かに、京都に行くたびに、街並みの変化を感じますが、京都の人も、それなりに大変なんだろうな~とも思います。