日本赤軍のこと

 12月3日(月)の地方紙の「平成を歩く」という特集記事は、「日本赤軍 重信房子逮捕」というタイトルでした。1ページを使って詳しく書かれていた説明を読み、自分の中でちょっとした「混乱」を感じました。(以下、抜粋)

 レバノンの首都ベイルートにあるパレスチナ難民キャンプを訪ねると、(日本赤軍に対する)信頼の強さがうかがえる。日本人記者と分かると「コウゾウ・オカモトを知っているか」と声が掛かる。男性住民は「命を捨ててまで一緒に戦ってくれたのは、日本赤軍だけだ」と力説した。(抜粋、終わり)

 私の中で(そして、おそらくほとんどの日本人の中で)は、「悪」のイメージしかなかった日本赤軍ですが、高く評価する人もいたのですね。さらに、この記事の最後の部分も、気になることが書かれていたので抜粋しておきます。(以下、抜粋)

 米トランプ政権は露骨なイスラエル寄りの外交政策を連発。反発したパレスチナ人とイスラエル治安部隊の衝突で、今年3月以降、190人以上が死亡、2万人以上が負傷した。
 情勢は悪化の一途だ。重信自身も4回の手術で9カ所のがんを切除したが「パレスチナは、イスラエルと米国によるかつてない弾圧に直面している。難民帰還の権利の実現を」と声を上げ続ける。
 重信の逮捕後、日本国籍を取得してジャーナリストとなった娘のメイは、ベイルートで会った際、きっぱりと言った。「もう現場に足を運ぶことはできないだろうが、母のエネルギーと情熱は変わらない」(抜粋、終わり)