2018-06-30から1日間の記事一覧

『双生隅田川(ふたごすみだがわ)』(近松門左衛門)を読んで

室町時代に書かれた謡曲『隅田川』を、近松が脚色した時代物です。比良山の天狗が出てきたり、掛け軸の鯉が庭の池で泳いだり、荒唐無稽な内容です。主人公のように描かれていた正義の味方のような武士が、最初の方であっさり殺されてしまったりもするので、…

いい加減にシュロ!

3か月ぐらい前に、前庭のシュロの木を伐採したのですが、切り株の後から、新たな芽が出てきました。しかもトゲまで付いて。気が付いた時点ですぐに切ることにしていますが、一体いつまで芽を出すのやら・・・。

『心中宵庚申(しんじゅうよいこうしん)』(近松門左衛門)を読んで

前半は男色(男性同性愛)系の話で、読者向けのサービスかな?と思いました。中盤から意地悪な姑が登場し、結局その姑のせいで若い夫婦が心中してしまうという、家庭内の問題を扱っていますが、身近な問題だけにかえって悲惨な印象を受けました。(しかも心…