こころの健康学(日本経済新聞)

昨日の日本経済新聞「こころの健康学」のコーナーに、記憶しておきたい文章が掲載されていましたので、途中からですが、記録しておきます。(以下、抜粋)

 少しでも生活費の足しになればと、インポスター症候群をテーマにした一般書を翻訳して出版することになった。

 インポスターというのは詐欺師という意味。その本によると、つらい気持ちになりやすい人は、うまくいかないと自分の責任だと考える傾向が強いという。一方、取り組んだことがうまくいくと、それは自分の力のためだとは考えずに、たまたまうまくいっただけだと考える。

 だから、他の人から誉められると、だましているような気持ちになって居心地が悪い。運がよかっただけで、誉められるようなことはしていないと考え、自分が詐欺師のように思えてつらくなる。そこから抜け出して自分らしく生きていくためには、自分の力や努力をきちんと認めることが必要なのだ。(抜粋、終わり)

ちなみに、執筆者は、認知行動療法研修開発センターの、大野裕氏です。