『好色五人女 巻四』を読んで

 『巻四』を選んだ理由は、八百屋お七のことが書かれているからです。すばらしい美人であったお七が、放火の罪で16歳で火刑に処せられたとのことですが、「両親と恋人を残して美少女が死ぬ」という設定は、昨日読み終えた『君の膵臓をたべたい』と同じなんですね。いつの時代にも、「美少女の死」という題材は、庶民に好まれる(というと不謹慎な表現になりますが・・・)題材だったのかもしれません。