『好色五人女 巻三』を読んで

 タイトルは「中段に見る暦屋物語」。夫の留守中に茂右衛門という男と不義密通をした「おさん」が、死罪に処せられるという内容。茂右衛門も死罪ですが、二人の仲立ちをした女中まで死罪というのは酷すぎると思いました。ちなみに、ほとんど実話だそうです。
 死罪まで行くと、現代ではありえない話ですが、現代でも不倫をした芸能人に対するバッシングはすさまじく、浮気・不倫を許さない江戸時代の流れはまだ続いているのかな~と思いました。そのことに対する善し悪しについてのコメントは差し控えますが、厳しすぎる処罰は、現代では離婚の増加につながっているのかな~とも思いました。(そのことに対する善し悪しのコメントも差し控えさせていただきます。)