『武士の日本史』(岩波新書)を読んで

 今年の5月に発行されたばかりの本で、最新の研究の成果を元に書かれています。「武士道」が後になってから作られたものであるにもかかわらず、軍部がそれを利用することで、大勢の日本人兵士が太平洋戦争で無駄死にしたことなどが書かれており、歴史学の研究も大切だと感じました。関ケ原桶狭間長篠の合戦なども、最新の研究の成果によると、高校教科書に書かれていることは「ウソ」であるとのこと。最後に憲法改正の危うさにも触れていて、多くの人に読んでもらいたいと感じました。