『歴史の愉しみ方』(中公新書)を読んで

 『武士の家計簿』で一躍有名になった磯田道史氏の著作で、副題は「忍者・合戦・幕末史に学ぶ」。磯田氏は33歳まで定職がなく、古文書をさがして全国を行脚していたとのことで、その頃の経験がふんだんに書かれています。ただし、東日本大震災以降は、就職していた茨城大学を辞め、次の地震で最も危険とされる場所にある大学に再就職し、過去の地震について古文書を通して研究しているとのことで、立派な学者だな~と思いました。