『竹田出雲・並木宗輔
浄瑠璃集』(
新日本古典文学大系93
岩波書店)に入っているのを読んだのですが、一段一段が長くて苦労しました。味方と思われた人が敵であったり、死んだはずの武将が実は生きていたり等、奇想天外のあらすじです。主人公のはずの
義経に対しては、弁慶に対して
パワハラをしたりするので、あまり共感できませんでした。最も共感できるのが源九郎狐というのもちょっと皮肉な感じがします。全体として、「人は見た目や言葉だけでは信用できない」という思想(?)が表現されているようにも感じました。