ホラーは女優の登竜門?(その3)『八つ墓村』

 1977年松竹版の『八つ墓村』。脇役の一人にすぎませんが、山本陽子さんの暗い表情が印象的でした。彼女に限らず、当時の一流俳優たちによる「キャラの立った」名演に今さらながらほれぼれします。上映当時の私は、「落ち武者殺し」「津山事件をモデルにしたといわれる大量殺人」などの「リアル殺人」の場面が怖すぎて、テレビですら観ることができませんでしたが、現在は好きな映画の一つです。
(この映画を「ホラー」に含めることに対しては反発があるかもしれませんし、山本さんも当時30代半ばなので、「登竜門」というのも変ですが、個人的に好きなので、記録しておくことにしました。)
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