本当はすごい!炭鉱(8月25日「朝日新聞」)

 夏目漱石の『坑夫』を読み始めた直後、全くの偶然ですが、朝日新聞の書評欄で『炭鉱と「日本の奇跡」 石炭の多面性を掘り直す』という本が紹介されていました。興味深い紹介文なので、一部抜粋しておきます。(以下、抜粋)

 新幹線の長大なトンネルを掘る技術は炭鉱で培われた掘削・保安技術の賜(たまもの)だし、その技術は中国やベトナムで継承されている。どんな産業より早く1950年代にピークを迎え、高度経済成長期に閉山に追い込まれた炭鉱町は、脱工業化に直面し、産業の転換を余儀なくされた今日の町々の先輩格。旧炭鉱地の格闘の歴史から学べるものは多いはずだし、生活者のネットワークや労働組合が強かったのも炭鉱だった。(抜粋、終わり)

 さらに全くの余談ですが、市の夏祭りで町の代表(?)として「民謡踊り」に参加した私は、「炭鉱節」を踊ることができるようになりました(*´▽`*)