「国境なき医師団」で働く女性外科医

 10月29日の日本経済新聞を処分するにあたり、外科医である吉村美幸さんを紹介した記事を記録しておきたかったので、ここで抜粋も含めながら適当にまとめておきます。

 吉村さん(39歳)は、1年の半分は埼玉県内の病院で、もう半分は海外の紛争地などで医療支援を展開する非政府組織「国境なき医師団(MSF)」の現場で働くフリーランスの外科医。今までアフリカや中東などを中心に、9カ国・地域へ派遣されてきたが、状況は厳しく、視界の先で空爆があったことも。銃創など、見たことのない外傷で運ばれてくる患者が大勢いる中、人手は限られ「日本の20人分くらいの仕事を1人でこなすイメージ」だと語る。当然、機器も不足し、自らの触診で手術の要否を判断する。「どうしても助からない命があることものみ込まなければ仕事を続けられない」と、精神的なタフさも身につけた。
 日本の職場では、周りに負担をかける分、急患や予定外の手術を引き受けるなどして、チームに貢献しようと努めている。「日本での仕事を続けることで、どんどん進歩する最新の医療から遅れないようにしたい」という思いもある。(まとめ、終わり)

 ちなみに、結婚した相手の日本人男性は、彼女の仕事に理解を示してくれているとのことです。