イオンとプラズマ 『宇宙はどこまで行けるか』(中公新書)

 「はやぶさ」で使われていたというイオンエンジン。エンジンの構造については、よくわかりませんでしたが、「そもそもイオン(および、プラズマ)とは何か?」という
説明が書かれていたので、適当にまとめておきます。

①プラズマとは、原子から電子が離れていって、それぞれが好き勝手に飛び回っている状態のこと。
②気体の状態からさらに温度が上がると、プラズマになる。
③電子が1つ以上外れた原子を、イオンと呼ぶ。
④プラズマでは衝突がたくさん起きるが、衝突によって運動エネルギーをもらった電子が元の状態に戻るときに、過剰なエネルギー分として光を放出するので、プラズマは光っていることが多い。
⑤蛍光灯は、プラズマから出る紫外線に蛍光体が反応して生じる光を利用している。
⑥稲妻やオーロラもプラズマによる現象。
⑦太陽も、惑星以外の星も、プラズマ。
⑧よくわかっていない「ダークマター」を除くと、全宇宙の物質の99%以上がプラズマであり、人間のような非プラズマ状態は、宇宙ではマイノリティーである。

 昔、習ったことがある内容かもしれませんが、『宇宙はどこまで行けるか』という本は、物理(というより理科?)の復習になって、助かります。