『たのしい ようちえん』の思い出

 4歳か5歳のころ、『たのしい ようちえん』という本が好きになり、父親が出張に行く時も、お土産にその本を頼みました。ところが、買ってきたのは、『ようちえん』という別の本。泣いてだだをこねる私のために、父は出張の疲れがあったにもかかわらず、遠くの本屋まで行って『たのしい ようちえん』を買ってきてくれました。もうすぐ90歳になる父、どのように返礼をすればいいのか、私にはわかりません。