正月に思い出したクリスマス

 年末から年始にかけて、どこかで傘を忘れてきたらしく、その関連で、人生初のクリスマスプレゼントのことを思い出しました。
 それは私が3歳か4歳だった頃のことです。クリスマスに、両親から贈られたプレゼントは、傘と長靴。生活必需品ともいえるものですが、私はとても喜んで、傘を差し、長靴をはいて家の中を歩き回ったことを、思い出しました。その時の、両親の笑顔も、記憶に残っています。貧しかった時代に、必死に働いて買ってくれたのだと思うと、涙が出てしまいます。
 そんなことを思いながら、正月用の酒を買い足すために、近くの老尊(コンビニ)に行ったら、私の傘がありました。