2019-01-04から1日間の記事一覧
『内田百閒集成6』の『忘却論』の中で、ドイツ語教授の百閒先生は、詰め込み教育を実行してきたことを書いていらっしゃいます。(以下、抜粋) 気の弱いのが、先生そんなに詰め込まれても、じきに忘れてしまいますと訴える。 構わない。覚えていられなかっ…
江戸時代の後半になると、将軍・領主による仁政だけでは凶作飢饉の状況を乗り切れなくなり、それを補完するものとして民間の富裕者による施行が比重を増してきたとのこと。例えば、松平定信が寛政元年(1789年)に出した貯穀令・郷蔵(ごうぐら)設置令につ…