2019-02-03から1日間の記事一覧

サイバネティクスはファシズムの土台 『アナキズム』(岩波新書)

サイバネティクスとは、「自動制御装置」と訳され、コンピュータとかAIのもとになった科学技術のことで、著者の栗原康氏は、現代では人間がサイバネティクス化されてしまっていると書いています。(以下、抜粋) ほんとは、どこの会社も自転車操業でやってい…

100年前の胸キュン♡ 『百鬼園日記帖』(内田百閒)

大正8(1919)年2月16日(日)、前日から知人たちと飲み、午前1時ごろ帰宅した百閒先生が書いた日記が印象的なので記録しておきます。(以下、抜粋。文中の町子というのは百閒先生の奥様です。) 門をあけて玄関の硝子戸をあけて、戸をしめてもだれも声をしな…