母が不倫!?(10月20日「悩みのるつぼ」)

 本日の朝日新聞の別冊(?)の「悩みのるつぼ」は、母親がこっそり不倫をしているのをどうしたらよいかという、男子高校生からの相談でした。回答者は、社会学者の上野千鶴子先生です。(以下、抜粋)

 高校生の母ならまだ40代。その母に一生「女であること」を封印せよという権利は、たとえ息子のあなたであってもありません。それにあなたがオトナになった後にも、母の人生はまだまだ続きます。その母に幸せになってほしいとは思いませんか?(中略)
 恋に破れて帰ってくるかもしれない母に、その恋がないよりあったほうが彼女の人生にとって豊かだと思ってあげる・・・・・・には、あと10年くらいかかるでしょうねえ。
 苦しいでしょうが、母をひとりの女性として認めてあげてください。そして母が懸命に秘密にしているものを、守ってあげてください。今問い詰めたらかえって家族を壊すことになります。(抜粋、終わり)

 この回答を読んで、感動しました(´;ω;`)。「不倫は絶対ダメ」という、硬直した原理主義(?)に凝り固まった現代の日本社会において、「その恋はないよりあったほうが人生が豊かになる」という内容を全国紙に掲載する上野先生、心から尊敬いたしますm(__)m