女性を幸福にするために 『鈍感な男 理不尽な女』(幻冬舎)

 図書館の心理学コーナーで見つけた本『鈍感な男 理不尽な女』。著者の黒川伊保子さんは、男女の脳の働きの違いを元に、女性に対する接し方を、わかりやすく書いてくれています。「記念日をより効果的に過ごすために」という項目では、プロセスを味わい尽くす女性脳には、「前々から声をかけておくこと」が絶大な効果をもたらすとのこと。(以下、抜粋)

 これは、普通のデートにも使える。「梅雨が明けたら、美味しいビールを飲みにいこう」(中略)とかね。梅雨の間中ずっと楽しみにしてきた女性脳は、梅雨明けの夕焼けを見ながらビールをひと口飲んだだけで、至福の境地に至る。
「そんなに楽しみにされたら、万が一約束が果たせなかったときが怖い」という男性も多いのだが、それがそうでもないのである。「楽しみにして過ごすプロセス」が実際のデートより重い、というのが、女性脳の不思議なところ。実際のデートが延期になっても、「いいよ、大丈夫。夏本番のビールはもっと美味しいし」なんて軽やかに許してくれる。(抜粋、終わり)

 男性としては、にわかには信じがたい内容ですが、機会があったら実践(実験?)してみたいと思います。機会がないのが、一番の問題ですが(´;ω;`)。