元プロボクサーのお医者さん! 『医と人間』(岩波新書)

 『医と人間』は、何人かの医療従事者による文章から成り立っていますが、その中で「被災地に学ぶ」という文章の著者である川島実氏が、異色の経歴の持ち主なので、記録しておきます。(以下、抜粋)

 1974年生まれ。京都大学医学部在学中にボクシングでプロデビュー。大学は卒業。2000年度西日本新人王。2003年引退。戦績は15戦9勝5敗1分け。引退後、自給自足をめざして僻地で農業を始めるが、ここで僻地医療と出会い、2006-2011年、徳洲会グループで、沖縄・山形の病院で研修。震災後、被災した気仙沼市立本吉病院と関わり、2011年秋から2014年春まで院長を務める。現在は京都の高雄病院に勤務。(抜粋、終わり)

 まるで、ドラマのような人生ですね ちなみに、本吉病院の院長を引退したのは、別居していた家族の都合(長女の進学と父親の介護)のためだそうです。