医療の現場の苦悩

 (手元に資料もなく、うろ覚えで書いています。間違っていたらごめんなさい。)     
 ごく最近になってから始めたバイト的な仕事の関係から、医療や介護に関する本を、新書本を中心に10冊ぐらい読みました。わかってきたのは、現場が大変な状況になっているということ。増え続ける医療費や、医師・看護師不足に対処するため、政府は病院の機能分担を見直し、それぞれの機能の病院に対して、入院日数や、看護師の数を決め、診療報酬に反映しているとのこと。その結果、まだ十分に治っていない患者さんを退院させ、別の病院に移したり、最終的には在宅にしているとのこと。ある本では、「追い出し医療」と表現していました。
 さらに、看護師にも研修などで資格を取らせ、本来は医者が行うべき処置を行うようにさせるようになったとのこと。責任が重くなった看護師は、本来の「看護」をする余裕もなくなってきていて、バーンアウトし、大勢が辞めていくそうです。
 普段、ほとんど医療と関わっていない私には、知らないことばかりでしたが、我が家にも後期高齢者が二人いるので、見過ごすことのできない問題だと思いました。