教育の病理を鋭くえぐる『YELL』(いきものがかり)

 『暴走する能力主義』(ちくま新書)を読んでいて、いきものがかりの名曲『YELL』を思い出しました。その歌詞の一節を抜粋します。(以下、抜粋)
 
 僕らは なぜ 答えを焦って
 宛(あて)の無い 暗がりに 自己(じぶん)を探すのだろう
 誰かを ただ 想う涙も 
 真っ直ぐな笑顔も ここにあるのに (抜粋終わり)

 現代の病的な「自分探し病」を的確に批判した歌詞を、抒情的なメロディーにのせてうたいあげた『YELL』。中学生(?)も大勢出てくる本人映像のカラオケ、涙なしには歌えません( ;∀;)