読売がマルクス?(9月23日「読売新聞」)

 本日の読売新聞の書評欄で『マルクス 資本論』(角川選書)という本が紹介されていてびっくり(*_*)。しかも「記者が選ぶ」というコーナー。一瞬、間違って朝日新聞を買ったのかな?と思ってしまいました。紹介文の中で、印象的な部分を抜粋しておきます。(以下、抜粋)

 著者は従来の教条的なマルクス主義とは一線を画したスタンスで、『資本論』のテキストそのものを読み解く。格差や貧困の拡大、環境破壊といった課題に、どのように取り組むべきか。『資本論』は多くのヒントを与えてくれる。(抜粋、終わり)

 「従来の教条的なマルクス主義」を批判しているのが、さすが読売さんだと思いました。なお、地元地方紙が、安倍一強を批判する記事や、識者の意見を載せているのに対し、読売さんには全くそういうニュアンスの記事を載せなかったので、そのこととバランスをとる意味でマルクスを紹介した・・・というのは、考え過ぎでしょうね。